生活習慣から考える(その2)
【歯磨きは基本中の基本】
口臭が気になっている方の中で、”全然歯磨きをしない”という方はいないと思います。
唾液の量が減ると口内環境が悪化するということは既にご承知かもしれませんが、この唾液の量が極端に減ってしまうのが睡眠時です。
睡眠時は水分を摂ることがないので、口内の細菌は寝る前の数十倍にもなり、人間の大便と同じぐらいの細菌が繁殖しているそうです。
この細菌を少しでも抑える為にも菌が繁殖する就寝前と増殖後(朝起きた直後)のが歯磨きの効果が一番高いと言われています。
【空腹時は水だけでも効果あり】
皆さんは朝食をしっかり摂っていますか?
朝食に関しては時間がないという理由から摂らない方も多いようですが、空腹になると殺菌作用の効力が少ないネバネバ唾液が増加して口内環境が悪化し、口臭発生の原因にもなります。
どうしても食事を摂れなかったり、食事前の時はお水を飲むだけでも空腹を抑えることができるので、口臭対策として効果的です。
【コーヒーを飲んだ後の注意点】
会社、または家でコーヒーを飲むのはごく自然な事ですが、コーヒーには口臭の原因になりやすい成分が多く、コーヒー臭い口臭で嫌な思いをした方もいらっしゃると思います。
しかし、コーヒーを飲むのが悪いといことではなく、コーヒーを飲んだ後の”ちょっとした一手間”で大幅に口臭を改善できるようです。
それは”コーヒーを飲んだ後、舌をキレイにする”ということです。
かと言って、舌を歯ブラシでゴシゴシするのは舌が傷ついてしまうので、あまりよくありません。
あくまでも優しく丁寧にブラシングしましょう。(舌専用のブラシなどを使うと効果的)
どうしても時間がない場合は水で口をゆすいで舌を中心に洗浄すればかなりの効果があります。
コーヒーを飲んだ後は最低限、舌をゆすぐようにしましょう。
【すっぱい物を連想する】
これはあくまでも、口臭対策のお助け的対策として覚えておきましょう。
人間は酸っぱい物を想像するだけで唾液が分泌されやすくなることがわかっています。
唾液の分泌量と口内環境の関係に関しては先述の通りですが、すぐに水分を摂れる状況でない場合は”すっぱい物を連想する”という行為が唾液の分泌のお助け的役割をはたします。
・皮を剥いたレモンを丸かじり
・酸っぱいガムを大量に口に入れる
・梅干しを大量に食べる
どうでしょうか?
このような事を想像するとおのずと口が酸っぱくなる感じがしたでしょうか?
口臭の抜本的対策とまではいきませんが、水分補給がすぐに出来ない時の対処法として覚えておけばいいでしょう。